BREEDING
我が家で生まれて育ったパピーたちです
私の犬舎「AGUNES FAMILY」では、ブリーディングに使う子は満1歳を迎えたら 遺伝子検査をします。
股関節、肘関節、膝蓋骨、網膜萎縮、心臓の検査を実施します。中には海外の専門獣医師に調べてもらう子もいます。
これは、これから、生まれてくる小さな小さな命が 遺伝子疾患で将来、苦しい辛い思い、そして飼い主さんが辛い、思いをしないように。
もちろん、クリアな子でも遺伝子のいたづらで疾患を抱えて生まれてくるリスクはあります。
それでも、ブリーディングに使う子を事前に調べる事で、そのリスクは減らす事はできるはずです。
また、交配の時も、スメア検査、訓練しによる口輪、体の補定などは、一切せず、犬に 全てを任せる本当の自然交配をしています。
また、ブリーディングするママ犬の負担を考えて連続交配も致しません。
ママ犬は ヒート後、交配をし、約2ヶ月で 出産します。大型犬の場合、多ければ10匹以上の子を産みます。
その子たちに 24時間 おっぱいをあげ、お尻の世話をし、ほとんどパピーから離れずパピー達を育てあげます。
、飼い主がママ犬のフォローを、いくらしても、可愛そうなくらい痩せてしまいます。
そして出産からパピーを2ヶ月間 一生懸命 愛情深く 面倒見て、パピーが巣立ちます。そして、その後、2ヶ月後頃、痩せた体が やっとで元に戻る頃、また、ママ犬にヒートがやってきます。
遺伝病も調べず、狂犬病ワクチンは法令なので、狂犬病のワクチンのみ打ち、混合ワクチンはやらない、当然、フィラリア投与もしない、
そして、パピーミルのようにヒートのたびに交配する。
パピーも大切な命ですが、健康なパピーを出すには、親犬の健康状態が第一です。
そういった意味から私の犬舎では、親犬の数も少ないので、いつでも、パピーがいる訳ではありません。
【毛色について】
私のような経験の浅い若輩者が 英国ゴールデンレトリバーの毛色について語ってすみません。
日本では、英国ゴールデンレトリバーと言えば クリームや薄いゴールドのような淡い毛色が人気がありますが。
英国ゴールデンレトリバー=クリームと誤解されている方が多いように感じます。
イギリスでは スタンダードは白は認められておりません。色がついていても、クリームです。
今 イギリスのドッグショーでは、ゴールドが人気だそうです。
サモエドのような白は JKCでも、認められておりません。
アメリカでのショーでもゴールドを好みます。
ゴールデンレトリバーは どうしても、生まれてくる子がゴールドが多いです。
クリーム系は圧倒的に少ないので、どうしても、英国ゴールデンレトリバーはクリームと思われがちですが、
英国ゴールデンにも、ゴールドも 薄いゴールドもいます。
クリームの毛色は私も好きです。
でも、毛色の色ばかり気にする前に まずは、大事な事を忘れないでほしいです。
性格はもちろん、外見で何が大事かと言うと 骨格、歩様、目や鼻、パッドの色素、など。
アメリカゴールデンと英国ゴールデン。どちらも似ています。が、良く見ると 顔つき、シルエットも違います。
両方のゴールデンで素晴らしいゴールデンを、スタンダードに近い子をブリーデイングしようと、各国のブリーダーさんも頑張っています。
日本、そして、北米でも、同じようにクリームが人気があるようですが、
日本内で、今 国内にいる子たちで英国ゴールデンの理想のスタンダードを作り上げるのは難しいと思います。
圧倒的な親の数が少ないからです。
でも、思い出してください。
数年前に来たゴールデンブームで、どれだけの子が遺伝病で苦しんだのか。
数年前に ある有名犬舎出身の子とお会いした事があります。
その子は小さな頃から、大変大人しく 走る事もほとんどせず、飼い主さんに べったりくっついていました。
でも、大人しい子ではなかったのです。近親交配などにより、股関節が悪く走れなかったのです。
どうか、毛色にこだわらず、その子自身を見てあげてください。元気に遊ぶか。ご飯は良く食べるか。そして、良く寝るか。